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ひよっこ総集編 東京



撮影中の差し入れでいただいた「みね子せんべい」110.png

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これはバースデーケーキです113.png
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大変嬉しいことに、
ヒロインの架純ちゃんのお誕生日お祝いケーキは、
私が手作りさせていただきました110.png
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101.png101.png101.png
・・・ということで、ひよっこ東京編です109.png


東京は赤坂の洋食屋「すずふり亭」


ここで繰り広げられた物語も
人のあたたかさにあふれたものでした。



奥茨城編同様、
人情味のある人たちの生活が、
日本人がもともと持っている豊かな心に
響いたのではないでしょうか。




当時の赤坂について少し想像してみましょう。


昭和39年の東京オリンピック。

これを境に、東京の町並みは
大変貌をとげたと聞きますが、
現在に比べたら
まだまだ風情があり、
江戸情緒も色濃く残っていたでしょうね。


「すずふり亭」のある赤坂は、
花街として栄えた街。


石畳のある細い路地を
芸者さんたちが
行き来してたのでしょうね。



日本は戦争で負けたので、
戦後しばらくは占領されていた国だったわけです。


赤坂は、現在の国会議事堂や永田町など
政治の要衝にほど近い場所です。


それゆえ、赤坂の近隣地域では
当時の日本を占領していた米軍の
関係施設も多かったそうです。


だから、アメリカの大スターが
赤坂のクラブでコンサートをするなど、
外国の最先端の文化も流れ込む、
華やかな街だったようです。


50年代のアメリカの文化が、
ダイレクトに入って来た赤坂。
江戸情緒。
政治の中枢にも近い場所。

独特の世界だったに違いありませんね。




赤坂についての前置きが長くなりましたが・・102.png
当時の雰囲気に思いを馳せていただくと
楽しいかもしれません173.png



東京オリンピックの2年後、
1966年にビートルズが来日します。


4人は赤坂の某ホテルに宿泊しました。


いろいろあって・・赤坂のすずふり亭で、
大量の赤飯を作ることになってしまいます。
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約50年前、1966年の
ビートルズのアジアツアーにまつわるお話です。


これは、歴史的にみても興味深い場面ですよね。


人情味あふれる赤坂の商店街の人達が、
力を合わせて大量のお赤飯をつくる。


現代では考えられないようなことですが
日本の良さも改めて考えさせられる場面かもしれません。
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・・・ということで、
赤坂「すずふり亭」には、
様々な職業の方々がやってきます。


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現代では、
洋食屋はレトロなイメージですが、
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当時の「洋食屋」は、
都心においても洒落たイメージだったのでしょうね。


それはそれは、奥茨城村の人がビックリしたのもわかります104.png

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洋食屋さんって、
とりわけあったかい雰囲気に思えるのはなぜでしょうね
昭和のあたたかみを感じるからなのか・・。
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ひよっこの企画段階の、昨年の6月から、
私は昭和39年の洋食屋について調査をはじめました。
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黒崎監督の演出の意向をお聞きして、
その演出が実現できるようお料理の分野で準備するのが私の役目。



同時に、なるべく嘘が無いようにするため、
すべてを把握しておかなくてはなりませんでした。
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厨房機器、調理道具の調査等、
その当時、何が有ったのかを一年単位で調べました。


というのは、
東京オリンピックを境に変化が起きたのは、
お料理の世界も同様。


一年違うと調理器具が違ったり119.png






大変でしたが興味深かったですよ。
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うちの西東京調理師専門学校の
西洋料理の講師を長年勤めてきた小関先生に、
当時のメニューなどのお話を聞きました。


オリンピック当時、現役だった料理人は、
いま現在80才を超えてらっしゃるのです。




いろいろな方のお力があって
「すずふり亭」の骨格ができていきました。
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もちろん当時の書籍で時代考証をしました。


古本屋で当時の文献を多く仕入れましたが、
神保町にあったその類の資料は無くなってしまった、
ある古書店の方にそう言われたくらいです。
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すずふり亭の昭和レトロなケーキ
わざと昭和っぽく111.png
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奥茨城から送られてきたりんごで作った焼きりんご。
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すずふり亭のまかない
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結構色々なまかないが出たのです。
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みね子の同僚たちとの同窓会@すずふり亭!
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島谷くんと別れたみね子を励まそうと
シェフが作ったクラブハウスサンド111.png
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あかね荘のお料理も作らせていただきました。
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島谷くんにもあかね荘の炊事場シーンでの包丁指導や、
コーヒーのいれ方指導もさせていただきましたし、
(写真はそのシーンとは関係ありません)
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「バー月時計」ででてくる様々なお酒(もちろんノンアルコール)、
例えば、ロック、水割り、テキーラ、
カクテルなら、ジンフィズ、マルガリータ、ピンクレディー、
シンガポールスリングなどなど・・を作り、
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そしてバーテン指導も。
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いろいろなことをさせていただきましたねぇ・・。
ありがたいです!





すずふり亭の新メニューは
何種類か試作して決まったもの。
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L’Avenirにて試作
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ただただ作っても、
あのようなトロッとした映像は撮れないんですよ。

ちゃんとした計算が必要なのです。


絶妙なものを作るために、裏で試作し、努力をしています。
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付け合わせにもちゃんとこだわって101.png
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本日、総集編です!



まもなく始まります!

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by blog-lavenir | 2017-10-09 14:31 | コラム:住川啓子の現場奮闘記 | Trackback | Comments(0)

ひよっこ総集編 奥茨城村

朝ドラ「ひよっこ」の放送が終わり、
なんだかとても寂しい思いをしているというお話を耳にします。

私も関わっていた期間が大変長かったですし、
現場の雰囲気がとってもよかったので、
同じように寂しい気持ちなんです。


明日10月9日(月)に総集編の放送がありますので、
もう一度ひよっこの世界を楽しんでください!


最後の機会なので、私たちの記録写真で振返ってみます。
お料理監修の裏側の写真を載せちゃいます101.png

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昭和39年の東京オリンピックが開催された活気ある時代を描き
そしてまた、
日本人の良さを再発見するようなこのドラマに関われたのは
本当に嬉しいことでした。
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奥茨城村の「谷田部家」の物語です。
日本人の心のふるさとのような、見ていてほっとする家族。
今のような時代だからこそ、心の琴線に触れますね。



農家は体が資本ですから、朝食はたくさん食べるのです。
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おかずの取り合い102.png
何でも簡単に手に入る現代とは別世界の、昭和の農村です。

こういう人間力が昔の日本にはあったような気がします...。
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貧しい農家です。
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間引いた大根を使ってごはんにします。
食べ物を粗末にしません109.png
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稲刈りのシーズン。
久しぶりに帰省したお父さんと一緒に夕飯の食卓を囲みます。
刺身こんにゃく、くじら肉など、谷田部家のごちそうが並びます。

東京赤坂の「すずふり亭」からいただいたカツサンドがまん中に鎮座してます。
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お父さんが出稼ぎから帰ってくるお正月!
みんなでお正月料理をかこむあたたかい家族。
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昔の茨城県北部の農村で作られていた
「煮干しの昆布巻き」を実際に作っています。

実は、この昆布巻き
調理にひと工夫したら、さらにとっても美味しくなったんです。

みなさん絶賛してくれました。
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貧乏ながらもとってもあたたかい谷田部家に、

「父親の行方不明」という悲劇がおきます。




・・・そして、物語の後半で、
全く記憶を無くしたお父さんが帰宅します。




以前のようなお父さんに戻ってほしい。
奥さんは一縷の望みから、
以前好きだったおかずを食卓に並べるのです。
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お父さんの記憶が戻ってほしい!
そんな思いをこめた、以前と同じ料理です。
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ちなみに、↓これは何だと思いますか?
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答えはこれ↓。
きゅうりです。

まな板の大きさと比べてみてください。
大きいでしょう?


もちろん普通には売っていないので、
特別に知り合いの農家さんに頼んで、
もぎとらないままで大きくしてもらったものです。
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塩もみにして食べます。



最初の方にもきゅうりの塩もみが出て来たのです。
貧しい谷田部家では、育ちすぎたきゅうりもちゃんと食卓にのぼるのです。



こういうところにも、食べ物を粗末にしない日本人の良さが表れていますね。
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こんなふうに食事が使われました。
食べ物の記憶は家庭の記憶につながるんですよね。
心のこもったあたたかい手料理ってとっても大切なんです。





・・こんなシーンもありました。

村を上げてのオリンピックの聖火リレー。
まんじゅう(たんさんまんじゅう)を振る舞うために、
その前夜、みね子とお母さんが手作りするのです。
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物語では後半ですが、
助川家の秋の味覚です。
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これも実家のあたたかい心のこもった食事。
いいですね・・162.png
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そうそう、
谷田部家では、
魚肉ソーセージのカレーも出てきました。


もちろん市販のルウは一切使わない私のオリジナルです。
とても美味しかったんですよ。
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次は東京での食をアップします!
明日、総集編前編後編やります。
見て下さいね!


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by blog-lavenir | 2017-10-08 20:05 | コラム:住川啓子の現場奮闘記 | Trackback | Comments(0)